梅雨に胃が悪い、そんな時のツボは。

こんにちは。

梅雨入り間近で、雨も増えてきていますね。

梅雨の時期は、「ぎっくり腰」「捻挫」「胃の不調」が増えます。

ところで、一年のうちで体がどう変化するか、考えたことがありますか?

ありがたいことに日本には四季があります。

春夏秋冬それぞれ、気温や湿度が変わるたび、からだも影響を受けています。

東洋医学では特に、梅雨~初夏にかけては『湿』がかカラダに溜まりやすく、『湿』が原因で色々な症状がでます!

最近の患者さんで多いのが『胃の不調』『食欲がない』などです。

梅雨と胃の不調関係ないようで実はつながっています。

東洋医学では五行と言う考え方があります。

五行四季体表

興味がある方は表をじっくり見てみてください。

表の下から四番目、五季の欄を中心に見ていきます。

表を縦に見てみましょう。

春は肝、夏~土用は脾、秋は肺、冬は腎と言った具合に季節によって、身体に出やすい症状と言うのがあるのです。

例えば、春の縦に欄をみると、目、筋、怒り、青などです。

想像してください、怒ってる人を。

目は引きつり、額に青筋を浮かべ、筋肉がこわばっている・・・。

きっと、イライラして自律神経乱れ、睡眠不足。。。

と、言うわけで、4月から5月にかけてはうつ病や自律神経失調、イライラ、不眠の方が多いです。

では次に、この表で、夏から土用にかけて縦軸に当てはめていくと・・・

脾、胃、黄色、湿、口などが当てはまります。

まさに、湿気が原因で胃の不調、口の中が粘つく、のどが渇くなどの症状がでて、スッキリしない感じが出ます。

湿気が原因で体の水分のコントロールが上手くいかなくなり、体のバランスが崩れます。

ちなみに、思い悩んだり、甘いものを食べ過ぎたりすると、悪化しますのでご注意を。

ちびまるこちゃんの胃腸が悪い山根君想像すると分かりやすいと思います。

前置きが長くなりましたが、対処法です。

足の脛の外側が胃腸のツボや水分をコントロールするツボががたくさん並んでいます。以下の写真のラインです。

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このライン上に

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円皮鍼と言って、短い鍼のついたシールを張り刺激します。

胃腸の調子が悪い人はだいたい、脛の外側が力のない感じです。

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見えにくいですが3つぐらい貼ります。

すると胃腸の強化になりますので、はがれるまでは貼っておきます。

こちらは、家でも出来るんですが、どうしても辛い方はお灸がオススメです。

場所は背中。

胃の六つ灸と言って、胃の裏側のあたりにあるツボに、熱を加えていくことで胃がスーっとします。

胃のむつきゅう

当院のスタッフは全員鍼灸師でお灸や鍼が出来ますから、ぜひお困りの際はご相談ください。

なにか力になれる事があると思います。

ちなみに、お灸はツボと使い方さえマスターすれば、セルフケアもできます。

胃のツボもまだ色々ありますので、気になった方はぜひ、お灸のセルフケア講座へお越しください。

ツボの取り方、お灸の使い方、などなどしっかりお伝えしていきます♪

6月は4日(土)10時~12時で開催予定です。

講習費は3000円でお灸のお土産付きです♪

詳細は以下をご覧ください

6月のお灸教室

せんねんきゅうセルフケアサポーター

まだ空きがありますので、お気軽に。

お電話082-288-2221

メールinfo@kappoen.com

または来院の際にお伝え頂いてもOKです。

健康的に毎日楽々過ごしましょう♪

 

 

 

 

 

魚の目、タコにはお灸を。


先日院長に魚の目があることが発覚しまして・・・

治療を行いました。

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本来はもぐさで直接灸をするのですが、家になかったため、市販のせんねんきゅうを使いました。

1回の治療で3つ使います。

治療後は柔らかくなり、歩くのに違和感がなくなったとの事。

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次の日は、より効果の高い、直接灸をしました。

足の裏、特にいぼや魚の目は固く、熱さを感じるまでやりました。

直接灸はもぐさを使い、いぼや魚の目の組織を破壊していきます。

と、いってもあまり熱さは感じません。

ほんのり熱さを感じたら、その日の治療はそこまで。

これの繰り返しです。

現在は一般的な治療は、魚の目シールをはって柔らかくして、芯を取るですね。

あとは皮膚科で焼いてもらったりもします。(痛いそうですが)

昔はいぼや、魚の目はお灸が大活躍してました。

少し時間はかかりますが、根気よく続ければキレイに芯がとれますよ。

もちろん、長引く場合は皮膚科を受診してくださいね。

 


 

おうちで出来るセルフケアをお伝えする、お灸教室も現在募集中です☆

6月4日(土)10時から12時、料金は3000円です。
内容は女性のためのお灸教室~入門編~です。
ご家庭で、セルフケアができるようになるように、お灸の使い方、体質別のツボをお伝えします(^_-)-☆
詳しくはこちら→6月のお知らせ&お灸教室
      →せんねんきゅうセルフケアサポーター
お問い合わせは082-288-2221 または info@kappoen.com まで。

 

 

のどの痛みのツボ


先日、クーラーのかかった部屋にいたところ、のどをやられてしまいました。。。

帰ってうがいをしたり、飴をなめたりしましたが、喉がイガイガ(*_*;

そんな時はお灸!

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尺沢(しゃくたく)というツボです。

肘を曲げた時に出来るしわの外側で少し内側に入ったところ。

尺沢の沢は水が集まるような凹んだところ、尺は漢音で『せき』という意味があります。

この尺沢の場所は肺のラインを通っているので、のどの痛みや、胸が苦しい時は効きます!

実際にお灸をしてみると、唾液が出てきて喉が潤ってきます!

お灸をしている間、体がどのように変化するか、無意識に自分のカラダに集中するようになります。

徐々に変化が起きているの分かるので面白い!!

薬だと、きっとピタっと症状が止まる感覚、いわゆる薬が効いてきた!という感覚。

東洋医学はじわじわと効く感じです。

車に例えるなら、薬は急ブレーキ。

症状は治まるけど、身体には負担がかかるかもしれませんね。

症状が軽いうちに、東洋医学の力でじわじわとケアをしたら、からだの負担も少ないのでオススメです♪

お灸をして2日ぐらいですっかり、喉は良くなりました。

ぜひお試しあれ。

お灸でセルフケアしたい方はお灸教室でお伝えしてます☆

6月は土曜日開催。

6月4日(土)10時から12時、料金は3000円です。
内容は女性のためのお灸教室~入門編~です。
ご家庭で、セルフケアができるようになるように、お灸の使い方、体質別のツボをお伝えします(^_-)-☆
詳しくはこちら→6月のお知らせ&お灸教室
      →せんねんきゅうセルフケアサポーター
お問い合わせは082-288-2221 または info@kappoen.com まで。

 

 

お灸は子供にもできるの?


先日のお灸教室で、自分の体調もだけれど、子供にも出来るの?と質問がありました。
そんな時は『スキンタッチ』がオススメです!
スキンタッチとは『小児はり』をアレンジした、ご家庭で出来る健康法です。
ご家庭にある
・スプーン
・ドライヤー
・ハブラシ
を使って、お母さんがお子様に優しく触れていきます。
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お人形のノンちゃんと、3種の神器!
主に疳の虫や、寝つきが悪い、便秘など、鼻づまりなどを改善していくのに役に立ちます。
子供さんは体と心の成長が著しく、心と体のバランスが崩れがちです。
そんな時は無理なく東洋医学の知恵で見守っていきたいものですね(^_-)-☆
西条のサムエル幼稚園で、講習スタッフをしてきました(^^)
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お子さんは敏感なため1回のスキンタッチは10分以内で簡単にすませます。
10歳ぐらいまでは刺さないはりや小児はりを行って
だんだんと大人と同じような治療に移行していきます。
その子の体調や体格にもよりますが。
子供さんは自己治癒力も高いのでちょっとしたことで、改善することがほとんど。
病院に行くまでもないけれど、なんとなく体調が悪いな~というときは
ぜひ参考にしてもらったらいいと思います。
スキンタッチの講習依頼は
当院でもいいですし、わたしの母校のIGL同窓会 サイトでも情報がご覧いただけます。
問い合わせなどもお気軽に☆
大人のお灸教室も受け付けております。
6月4日(土)10時から12時、料金は3000円です。
内容は女性のためのお灸教室~入門編~です。
ご家庭で、セルフケアができるようになるように、お灸の使い方、体質別のツボをお伝えします(^_-)-☆
詳しくはこちら→6月のお知らせ&お灸教室 →せんねんきゅうセルフケアサポーター
お問い合わせは082-288-2221 または info@kappoen.com まで。

お灸教室開催しました


5月15日(日)にお灸教室を開催しました。

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リピートの方もいたため、少し資料を改善&バージョンアップ。

今回は女性特有でもある『月経』スポットをあてました。

月経痛がある4人の女性が集まったのですが、症状は同じでも原因や体質は異なります。

東洋医学では気、血、水のバランスが崩れると、不調が起きやすくなるといわれています。

簡単に言うとそれぞれ

気=エネルギーを全身に運ぶ

血=酸素を運んだり老廃物を回収したり、栄養を運ぶ

水=身体を潤す

という役割があります。

例えば・・・

①気が足りないと(元気がでないやる気が起きない、疲れやすい)=気虚

②気が滞おると(イライラする、うっぷんがたまりやすい)=気滞

③血が足りないと(貧血、めまい、生理不順)=血虚

④血が滞ると(頭痛、肩こり、月経痛)=お血

⑤水が足りないと(乾燥肌、カラダのほてり)=陰虚

⑥水が余ると(むくみ、だるさ)=痰湿

自分はどのタイプなのを知り、バランスをとってやればカラダにとって心地よい状態を作れます。

生まれ持った体質もありますが、特に女性は、ホルモンバランスや出産、など、その時々で体質が変わります。

私自身を例に出して言えば、

現在妊娠中のため、胎児に血液がとられるために、血が足りない。

そして羊水で水分をとられるために、水が足りない。

となります。

ところが、例えば水を1日何リットル飲みましょうとかいう健康情報があります。身体に水が余っている方にはこの健康法は合いません。

エネルギー(気)足りない人には、激しい運動は向かないけれど、血が滞っている人はエアロビクスなどが向きます。

このように、巷であふれている健康法も万人向けではなく、体質を見極めてやると、よりいい効果が出やすいと思います(^^)

特に、月経は血関わっているため、血を増やしたり、血行を良くするツボにお灸をすえていきました。

自分に合ったツボにお灸をするため、体に無理がなく、効果もバツグン!!

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慣れた人は4ついっぺんに。。。

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お子さんがいる家庭などで難しい場合は写真の様に

火を使わない、煙がでない貼るタイプのお灸もあります。

ちなみに、今回、いつから月経痛があるかと言うインタビューのなかで、

思い返してみれば、全員なにかのきっかけがあるんですよね。

例えば、就職してストレスがたまったり、ひとり暮らしをして食事や生活の変化があったり、運動しなくなったり、交通事故の後からだったり・・・

(ちなみに交通事故、打撲、捻挫などは血が滞りやすくなり、お血になりやすく、お血を取る治療で楽になる事が多いです)

体質がガラッと変わったり、崩れたりしたきっかけが、知らず知らずのうちにある。

そういうことに気が付けただけでも今回のお灸教室は成功だったかなと思います。

次回は6月4日(土)10時~12時です。

通常の診療はお休みになりますのでお間違いの内容お願い致します。

病院に行くまでもないけれど、なんとなく辛い症状を気軽に相談できる。

そんな場所をこれからも作っていけてらなと思います(^^)/

お灸教室の情報は下記からどうぞ

せんねんきゅうセルフケアサポーター

 

 

 

 

6月のお知らせ&お灸教室


すっかり暖かくなり、5月も早々過ぎ去っていきますね。

6月のお知らせとお灸教室の案内です。

6月4日(土)は院長が研修で不在の為、診療はお休みです。

その代わりに、鍼灸師、木村&山根でお灸教室を開催します。

以下詳細です。


 

日時:6月4日(土) 10時~12時

テーマ:『女性の為のお灸講座』~入門編~

定員:8名

お灸が気になっているけれど、きっかけがなかなかない・・・

お灸で体質改善してみたい!

という方はぜひ。

入門編なので初めての方、大歓迎です(*^^*)

当日は、お灸の種類と基本的な使い方、体質チェックシートを使って、

ご自身に合ったツボへお灸をしていきます。

お気軽にどうぞ。

せんねんきゅうセルフケアサポーターのホームページからも詳細をご覧い頂けます。

お灸教室詳細 こちらから

申込み、お問い合わせはお電話082-288-2221またはメールinfo@kappoen.comまで。

来院の際に伝えてもらっても大丈夫です。

5月15日(日)18日(水)のお灸教室もまだ空きがありますので興味がある方はぜひご参加くださいね(*^^*)

詳細です。5月のお灸セルフケア教室

 

 

雨の日、雨の前の日に身体がだるい人へ



広島ではフラワーフェスティバルの1日は雨が降る!

というジンクスがありますよね。

そして、フラワー初日の明日も雨みたいです。

私は凄く雨に敏感!

なぜなら、雨の前の日は頭が痛くなったり、体がだるくなるからです。

なんと、日本人の6割がなんらかの体調の変化を感じているそうです。

雨の前に古傷が痛んだり、体調不良が起こる原因の1つは

気圧の低下です。

雨が降る時は気圧が低くなっています。

気圧が低くなるとなぜ体調不良を起こすのかと言いうと、

気圧が低い時は、空気中の酸素が薄いのです!

高い山の頂上と同じで、

低酸素状態となります。

そのため、脳に十分な酸素が行き渡らず、

頭が重い、頭痛といった症状を引き起こします。

また、酸欠状態になるのは脳だけではなく、

体も酸欠状態になるため、体がだるくなります。

雨の日にだるくて朝起きられない原因の多くはここにあるんですね!

 

もう1つの原因はは湿度です!

(東洋医学では湿邪と言います)

体は、汗や尿で体に溜まった余分な水分を放出しています。

しかし、湿度が上昇すると、

体の水分を放出しづらくなるので、

体に余分な水分(湿邪)が溜まって、

身体中の組織や血管が膨張します。

血管が膨張することで、

血圧の低下を引き起こし、頭痛やめまいを起こします。

そして、その変化を感じ取った脳が、

体のバランスをとるために

交感神経の働きを抑制して副交感神経の働きを優位にします。

副交感神経が優位な状況では、

体はリラックスモードに入り、

動くのが億劫になります。

 

 

【雨の日に体調を崩さないための対策】

・リラックスをして体を休める

雨の日は体に負担をかけないように

副交感神経が優位になっているので、

無理に体を動かすと精神的にも肉体的にもストレスになるので、

ゆっくり体を休めましょう。

・日頃から適度な運動をする

雨の日は低気圧により低酸素状態になるので、普段から適度な有酸素運動をして酸欠状態に強くなりましょう!

・患部を冷やす

低気圧による頭痛を引き起こしている時は、

血管が拡張して神経を圧迫している可能性があるので、

患部を冷やして血管を収縮させると楽になります。(※雨の日に限る。慢性痛や肩こりからくるものは温めた方がいいです)

・カフェインを摂取する

カフェインには血管を収縮させる働きがあるので、頭痛で苦しい時には有効です。

 

そして、私が一番効果的だったのが、

・ぬるめのお風呂で汗をかくこと!

塩を一盛り入れるとなお良し!

体に溜まった湿気(湿邪)を追い出すのには、汗をかくのが有効です!

リラックス&発汗で一石二鳥です!

湿気(湿邪)が溜まりやすい人、溜まっている人の特徴として、

・胃腸が弱っている

・暴飲暴食(特にアルコール)

・おりものが多い

・舌がぼてっとしている

・むくみやすい

・普段、汗が出にくい

などがあげられます。

 

鍼灸院での治療ではお灸が有効です。

鍼灸の力で胃腸の強化をしたり、湿邪を追い出すのも効果的だと思います(^^)

私も最初はそうでしたが、雨の日に体調が悪くなるのは、気持ちの問題と思っていた方も多いのではないでしょうか?

でも、このように結構科学的な根拠があります。今回はごく一部の紹介でしたが。

 

これは、体が休めと言っているので、

皆さんも決して無理はせず、

体を休ませてあげましょう。

それでは、皆さん、残りのGWをゆっくりとお過ごしください(^o^)/