雨の日、雨の前の日に身体がだるい人へ
広島ではフラワーフェスティバルの1日は雨が降る!
というジンクスがありますよね。
そして、フラワー初日の明日も雨みたいです。
私は凄く雨に敏感!
なぜなら、雨の前の日は頭が痛くなったり、体がだるくなるからです。
なんと、日本人の6割がなんらかの体調の変化を感じているそうです。
雨の前に古傷が痛んだり、体調不良が起こる原因の1つは
気圧の低下です。
雨が降る時は気圧が低くなっています。
気圧が低くなるとなぜ体調不良を起こすのかと言いうと、
気圧が低い時は、空気中の酸素が薄いのです!
高い山の頂上と同じで、
低酸素状態となります。
そのため、脳に十分な酸素が行き渡らず、
頭が重い、頭痛といった症状を引き起こします。
また、酸欠状態になるのは脳だけではなく、
体も酸欠状態になるため、体がだるくなります。
雨の日にだるくて朝起きられない原因の多くはここにあるんですね!
もう1つの原因はは湿度です!
(東洋医学では湿邪と言います)
体は、汗や尿で体に溜まった余分な水分を放出しています。
しかし、湿度が上昇すると、
体の水分を放出しづらくなるので、
体に余分な水分(湿邪)が溜まって、
身体中の組織や血管が膨張します。
血管が膨張することで、
血圧の低下を引き起こし、頭痛やめまいを起こします。
そして、その変化を感じ取った脳が、
体のバランスをとるために
交感神経の働きを抑制して副交感神経の働きを優位にします。
副交感神経が優位な状況では、
体はリラックスモードに入り、
動くのが億劫になります。
【雨の日に体調を崩さないための対策】
・リラックスをして体を休める
雨の日は体に負担をかけないように
副交感神経が優位になっているので、
無理に体を動かすと精神的にも肉体的にもストレスになるので、
ゆっくり体を休めましょう。
・日頃から適度な運動をする
雨の日は低気圧により低酸素状態になるので、普段から適度な有酸素運動をして酸欠状態に強くなりましょう!
・患部を冷やす
低気圧による頭痛を引き起こしている時は、
血管が拡張して神経を圧迫している可能性があるので、
患部を冷やして血管を収縮させると楽になります。(※雨の日に限る。慢性痛や肩こりからくるものは温めた方がいいです)
・カフェインを摂取する
カフェインには血管を収縮させる働きがあるので、頭痛で苦しい時には有効です。
そして、私が一番効果的だったのが、
・ぬるめのお風呂で汗をかくこと!
塩を一盛り入れるとなお良し!
体に溜まった湿気(湿邪)を追い出すのには、汗をかくのが有効です!
リラックス&発汗で一石二鳥です!
湿気(湿邪)が溜まりやすい人、溜まっている人の特徴として、
・胃腸が弱っている
・暴飲暴食(特にアルコール)
・おりものが多い
・舌がぼてっとしている
・むくみやすい
・普段、汗が出にくい
などがあげられます。
鍼灸院での治療ではお灸が有効です。
鍼灸の力で胃腸の強化をしたり、湿邪を追い出すのも効果的だと思います(^^)
私も最初はそうでしたが、雨の日に体調が悪くなるのは、気持ちの問題と思っていた方も多いのではないでしょうか?
でも、このように結構科学的な根拠があります。今回はごく一部の紹介でしたが。
これは、体が休めと言っているので、
皆さんも決して無理はせず、
体を休ませてあげましょう。
それでは、皆さん、残りのGWをゆっくりとお過ごしください(^o^)/