お灸教室開催しました
5月15日(日)にお灸教室を開催しました。
リピートの方もいたため、少し資料を改善&バージョンアップ。
今回は女性特有でもある『月経』スポットをあてました。
月経痛がある4人の女性が集まったのですが、症状は同じでも原因や体質は異なります。
東洋医学では気、血、水のバランスが崩れると、不調が起きやすくなるといわれています。
簡単に言うとそれぞれ
気=エネルギーを全身に運ぶ
血=酸素を運んだり老廃物を回収したり、栄養を運ぶ
水=身体を潤す
という役割があります。
例えば・・・
①気が足りないと(元気がでないやる気が起きない、疲れやすい)=気虚
②気が滞おると(イライラする、うっぷんがたまりやすい)=気滞
③血が足りないと(貧血、めまい、生理不順)=血虚
④血が滞ると(頭痛、肩こり、月経痛)=お血
⑤水が足りないと(乾燥肌、カラダのほてり)=陰虚
⑥水が余ると(むくみ、だるさ)=痰湿
自分はどのタイプなのを知り、バランスをとってやればカラダにとって心地よい状態を作れます。
生まれ持った体質もありますが、特に女性は、ホルモンバランスや出産、など、その時々で体質が変わります。
私自身を例に出して言えば、
現在妊娠中のため、胎児に血液がとられるために、血が足りない。
そして羊水で水分をとられるために、水が足りない。
となります。
ところが、例えば水を1日何リットル飲みましょうとかいう健康情報があります。身体に水が余っている方にはこの健康法は合いません。
エネルギー(気)足りない人には、激しい運動は向かないけれど、血が滞っている人はエアロビクスなどが向きます。
このように、巷であふれている健康法も万人向けではなく、体質を見極めてやると、よりいい効果が出やすいと思います(^^)
特に、月経は血関わっているため、血を増やしたり、血行を良くするツボにお灸をすえていきました。
自分に合ったツボにお灸をするため、体に無理がなく、効果もバツグン!!
慣れた人は4ついっぺんに。。。
お子さんがいる家庭などで難しい場合は写真の様に
火を使わない、煙がでない貼るタイプのお灸もあります。
ちなみに、今回、いつから月経痛があるかと言うインタビューのなかで、
思い返してみれば、全員なにかのきっかけがあるんですよね。
例えば、就職してストレスがたまったり、ひとり暮らしをして食事や生活の変化があったり、運動しなくなったり、交通事故の後からだったり・・・
(ちなみに交通事故、打撲、捻挫などは血が滞りやすくなり、お血になりやすく、お血を取る治療で楽になる事が多いです)
体質がガラッと変わったり、崩れたりしたきっかけが、知らず知らずのうちにある。
そういうことに気が付けただけでも今回のお灸教室は成功だったかなと思います。
次回は6月4日(土)10時~12時です。
通常の診療はお休みになりますのでお間違いの内容お願い致します。
病院に行くまでもないけれど、なんとなく辛い症状を気軽に相談できる。
そんな場所をこれからも作っていけてらなと思います(^^)/
お灸教室の情報は下記からどうぞ