野生の勘を鍛える事
6月4日(土)はお灸教室でした。
受講された方にはヨガを教えている方もいて、少し専門的な話もできました。
いつか、お灸とヨガもコラボが出来たらいいな・・・という案も出たので、
その日が来たら、またお知らせします(^^)/
昨日のお灸教室でも話題に出たのですが、
『出来るだけ薬に頼らず体を整えたい』
と言う方が最近多い気がします。
往診先の高齢の方からも
『医者にもうこれ以上薬は出せない』
と言われ、副作用の関係で本人も飲みたくないし、でも痛いし・・・
鍼灸でなんとか出来んかね・・・と相談されることもあります。
東洋医学と西洋医学、どちらがいいか、悪いかなんて、いう議論は
とってもナンセンスな考え方で、両方にメリット、デメリットがあります。
以前、手首がクリームパンのように腫れ上がって、ぎりぎりまで我慢して、
病院に行ったんですよ。
そうししたら、先生にすごく怒られました。
なんでもっと早く来んかったんかと。
結果は軟骨が損傷していたのです。
痛み止めをもらい、痛くて寝れなかったのに、ゆっくり寝れるようになり、徐々に回復していきました。
同じ様に肘が痛くて病院に行ったら、菌が入っていて、あと一歩で手術手前だったこともあります・・・。
私の経験からも、西洋医学、東洋医学のメリット、デメリットをしっかり理解したうえで、専門家に相談して自分にあったやり方で治療出来たらいいなと思います。
そのためには、やっぱり日ごろから自分の体を観察すること、自分の体に目を向けること。
そして、直観力を鍛えるといいと思います。
なんかおかしいぞ、という野生の勘はだいたい当たっているし、動物が本来持っているもの。
私は風邪をひくと
『病院にいった?』『薬飲んだ?』と聞かれることがあって、
行ってないと言うと『なんでいかんのん』と言われることがあります。
なんかモヤッと。(そりゃ、下痢で脱水症状とかおおごとなら行きます)
それは、私の勘でゆっくり休んでいればいずれ治るということを体が知っているから。
風邪の引き始めでおかしいなと思えば、鍼や灸もします。
他の対処(アロマや民間療法)もしてみます。
まあ、現代人は忙しく休めないのも分かりますが、体に症状が出るときは大抵オーバーヒートですから・・・。
おっきな会議や試合、よっぽどの事がない限りは体を休めた方がいいと思います。
何より、普段から、自分の体に目を向けると、格段に不調が減ります。
心地よい感覚を自分が知っていれば、なにか不調があった時でも、
なんとなく自分は大丈夫と思えるんじゃないかなぁ・・・。
何か不調があった時に『鍼灸院に行った?』と言われるようになりたいですね。
私達鍼灸師も、日々精進です。
これだけ世の中が情報に溢れているので、何を信じるか迷うかもしれませんがしっかり吟味して、その時々で選んで下さいね。
最終的には自分の選択。
情報と野生の勘をうまく使っていきましょう♪
↑お灸教室の生徒さんから頂いたバラです♪癒される~!
ありがとうござました。